驚愕の「僕らも作家グランプリ」
テレビ見てたら、「お笑い芸人が小説を書いて発表する」番組をやっていた。
「なんでみんなエロ書こうとするのかな〜」と思いながらのほほんと見ていたんだけど、さとう珠緒さんの小説「ジュピター」が出てきたところで、息が止まるかと思った。
死にたいと思っていた。その時飼っていた2匹の犬。その2匹の間に生まれた子犬、ジュピター。ジュピターの背中が開いて、その中から生まれてきた健太。錦糸町で働く私を通り過ぎていく男。その男の顔がみるみる健太に。そうだ、私は健太に抱かれたかったのだ。健太が入ってきた。健太が聞く、「お母さん、僕は本当にお母さんの子供なの?」私は答える、「あなたは本当は犬なのよ」
うろおぼえだが、だいたいこんな話。何もかも唐突で、唐突なくせに錦糸町とかいきなりリアルな地名が出てくるし、犬だしジュピターだし健太だし入ってくるし、朗読していた森本レオが必死で喋ろうとしているんだけど笑っちゃってるとこがまたおかしくて、涙流して笑ってしまった。
しかし審査員が「なぜ(森本レオが)笑うのかわからない、天才だ、すばらしい小説だ」と絶賛。
「ええええええ〜、どういう冗談?」と思っていたが、その小説がグランプリを取ってしまったので、絶賛はマジだったことに驚愕。で、その審査員、「筒井康隆」とか呼ばれていてびっくり、筒井先生〜〜〜〜〜〜??? うそ、こんな顔してたのおおおおお?
私の頭の中の筒井先生は、文庫の挿絵の「のっぺらぼう」だったので、なんか、卵みたいなつるつるの顔を想像してたので、実際のお顔にひだがたっぷりあったのにもびっくり(失礼ですみません)。
さらに、筒井康隆さんの小説大好きな私としては「筒井先生のセンスについていけなくなってしまった」ことにショック。
ていうか、他の審査員の人にも絶賛されていたので、私には小説の良さがわかんないのかも〜、と不安になったけど、どうせ私は凡人だから、と開き直る。
でも、さとう珠緒さんの小説は、本当に「まったく先が読めない、独特の話」だったので、また読んでみたいです。すげえよ健太。
| 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)

最近のコメント